[追記]こちらは2018年11月に書いた記事です。
突然ですが、ここで宣言したいと思います。
僕は、ジャマイカでNo.1の学習塾を作ります。
自己紹介
こんにちは。僕の名前は古田優太郎といいます。
ジャマイカという国の教育省で働いています。
現地の小学校を回って教員に数学教育の指導をするのが僕の仕事です。
それとは別で、学習塾の起業もしました。
今日は、僕がやろうとしていることを少し伝えられたらと思っています。
衝撃を受けた隊員時代
今年の6月までは青年海外協力隊として、同国で活動していました。
その2年間は本当に多くのものを見て、学びました。
この国で一番驚いたことは格差の大きさです。
富裕層が華やかで優雅な暮らしをする一方で、140円の安い時給で働かされる人がいます。
物価は日本とあまり変わらないので、その日のご飯を買ったら終わり、というような人もたくさんいる現状です。
特に、子どもたちの学ぶ環境の格差には大きな衝撃を受けました。
生まれた家庭や学校・教員の質によって、十分に学ぶことができない子どもをたくさん見てきました。
ジャマイカでは小学校6年生の段階で人生を決める大きなテストがあるのですが、貧困層の子どもの多くはここをクリアできません。
逆転するチャンスすら与えられない子どもたちを見て、もっと何か他に自分にできることはないかという思いが日に日に強くなりました。
そして帰国の日が近づくほどに、この思いに蓋をして日本に帰国するということが考えられなくなっていきました。

隊員時代の教え子と。僕の原点
教育省での仕事
幸い活動先であった教育省に採用してもらい、この国で教育に携わり続けるという念願が叶いました。
協力隊後のキャリアとして珍しいらしく、教育省側も外国人を雇うことが初めてでした。
そのため情報を集めることも大変で、書類や生活面など色んな方に助けていただきました。
その時にお世話になった人たちには、本当に頭が上がりません。
何とか手に入れた教育省の仕事はとても楽しくやりがいがあります。
仕事内容は隊員時代と同じようなもので、楽しくて仕方がなかったボランティア活動を今度はお金を貰いながらやっているような感覚で、幸せな毎日を過ごしています。
ジャマイカの教育問題
現状、はっきり言ってジャマイカの教育システムは機能していません。
その一番の原因は、現場と現実を知らない人がカリキュラムを作っていることです。
現在のカリキュラムは、ジャマイカの子どものレベルを考えて到底達成できるものではありません。
うまくいくはずのないカリキュラムと仕組みの中で、何とか頑張ろうとする教員の努力を見ると本当に心苦しくなります。
だからこそこの国で、思いを持っている先生たちの努力がきちんと生徒の力となって現れるような仕組みを作りたいと考えています。
学習塾を始める理由
しかし、仕組みに変化を加えるということは並大抵のことではありません。
なぜなら、政治が絡んでいるからです。
いくら教育省の内部にいるといっても、僕一人の小さな力で何かを変えていくことはできません。
そうなると、教育省の外でも影響力を持つ必要があります。
現地の教員の思いをくみ取って、大きな力をもって発信できるだけの実績を積み上げていかなければいけません。
そのために、学習塾を作り、今までジャマイカ人が持っていなかった発想で教育を実践していきます。
実際にどう実現するの?というクエスチョンマークが皆さんの頭に浮かんでいると思いますが、僕の中には明確なロジックがあって、それは実現可能だと考えています。
この記事の中で説明しきれないのが申し訳ありませんが、これからゆっくりとその考えを発信していければと思っています。

元教え子と再会
決意表明
僕は、ジャマイカでNo.1の学習塾を作ります。
どんな家に生まれても、逆転のチャンスが持てる未来を作る。
そのためには、正しいカリキュラムと仕組みを調える必要がある。
だからこそ、学習塾で実績を作り、強い影響力をつけたうえで新たな教育を提案していこうと思っています。
難しいことだとはわかっていますが、絶対に成功させます。
まあこんなに偉そうなことを言っていますが、今はまだ塾の生徒は2人しかいません。
まだまだ「何言ってんだコイツ」って感じですよね。分かってます。
ただ、もし僕の思いを応援してくださる人がいたら、これからの僕の活動に注目していただけたらと思います。
未熟な僕ですが、ジャマイカの子どもたちのために全力尽くします。
応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
古田優太郎
[追記]教育省での仕事で挫折しました。
ご活躍を遠くから応援してます!!
健康に気をつけて、へこたれず頑張ってください。
ありがとうございます!
頑張ります!!!
はじめまして、今年1月に発足したNPO法人ジャマイカ情報センターの理事の中山と申します。
何か互いに協力ができないかと思いメールしました。
私、自身はネグリルのレゲエ・マラソン (12月2日開催)に10Kで走ります。
その後、モンテゴベイ、キングストンに滞在します。
KINはインデイーズに4日の午後から6日の午前中まで滞在します。
関心をおよせいただけるのでしたら、ご連絡くださいますか。
メッセンジャーでも可能です。メアドは、早く届く下記をご利用ください。
とても素敵な事だと思います!応援してます!頑張ってください!!
ありがとうございます。
ジャマイカの子どもたちのために頑張ります!
初めまして。
ジャマイカでのご活動、素晴らしいですね。
ブログを興味深く拝見しています。 私は、
学習塾の講師を退職後の現在、
10歳までは右脳が優位という特徴を考慮した
目で見て覚える足し算・ひき算のプリントを作成し、
下記のサイトを開設している者です。
https://www.print-study.net/
(プリントスタディー 小学生・幼児向け 算数プリント無料配布サイト)
古田さんの
『途上国の算数教育あるある”数え足し”を
ジャマイカで徹底分析してみました。』の記事を読んで、
上記の中でURLを紹介しました。
事後承諾になって申し訳ありませんが、
許可して頂けたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
プリ☆スタ
(他の方のコメントへの返信にあったメールアドレスに
送りましたが、宛先不明で2度、戻ってきましたので
こちらに書かせて頂きました。)
コメントありがとうございます!
引用や記事の紹介については、全く問題ないです。
むしろありがとうございます!
プリスタ見させていただきました。
素晴らしいですね!
実は僕もジャマイカでこのようなプリントをダウンロードできるサイトを作ろうと思っていたことがあったのですが、
あまりの作業の多さに諦めていました。
とても大変な行程だったのでは無いでしょうか。
数の概念の発達についても共感するところが多くあり、とても参考になりました。
途上国では特にこういった基礎的な分野は軽視されるところがあり、その重要性を理解してもらうことが難しいです。
そこが非常にわかりやすく解説されていて、ジャマイカ人に説明などする際には参考にさせていただきます。
活動に興味がありますので、これからもチェックさせていただきますね。
一緒に何かやれることがありましたら、やりましょう!よろしくお願いします。
メールアドレスはfruta.yutaro(アットマーク)gmail.comです。
何かありましたらご連絡ください。
古田様
ブログ記事の紹介を許可して頂きありがとうございます。
また、私のサイトに共感して頂き心強い思いです。
>>一緒に何かやれることがありましたら、やりましょう!
こちらこそ、どうぞ宜しくお願いいたします。
古田さんの記事「ジャマイカの小学生は何故「10-5」を10としてしまうのか?」を読み、子供たちが一生懸命棒線を引いている姿が目に浮かびます。
プリスタのひき算と数の分解の●○の並びは、子供達にひき算の意味を目で見て理解させたい想いで作成したものです。
遥か彼方のジャマイカでお役に立てることがあれば嬉しいです。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
プリ☆スタ
古田さんいつも応援しています!