子どもでも、大人でも。算数障害の特徴と克服方法・教え方【使える本も紹介】

 

こんにちは、ジャマイカで教育関係の活動をしているフルタです。

ジャマイカの子どもたちに算数を教え始めて、日本人の子どもと同じように教えてもダメだ、という事を強く感じました。

それは発達のスピードも元々の素地も違うからです。

 

そこから僕は「算数障害」を持った子どもたちの支援方法を勉強し始め、それをジャマイカでも実践してみた結果、ゆっくりではありますが理解していく生徒が増えてきました。

スピードは違っても、それぞれに合った支援をすれば彼らは確実に成長してくれます。

 

今日は、そんな算数障害で悩む方や、その保護者の方のヘルプになれる記事が書けたらいいなと思います。

 

算数障害とは

算数障害の前に、学習障害について確認しておきます。

学習障害は、知的な遅れや視聴覚の障害がなく、教育環境も整っておりまた本人の努力にも問題がないにもかかわらず、「聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する」の6領域の中の特定の領域で学習の遅れがみられる状態を指します。

そしてその一つに算数障害があります。算数障害は、「計算する、推論する」の分野に難しさを持つ人に当たります。

 

知的な遅れがあるわけではない場合が多いので、コミュニケーションが普通にとれることが多く、普段の生活でも一見問題がないように見えます。

ただ、特定の分野になるといきなり苦戦したり困難を抱えるようになる傾向があります。

 

 

算数障害の症状・特徴

算数障害の特徴のよくある例としては、

 

  • 数の大きい・小さいが理解できない
  • 指を使わないと計算できない(いつまでも)
  • 数字のケタが分からない
  • 繰り上がり・繰り下がりが理解できない
  • 文章題が理解できない

 

のようなものが上げられます。

しかし、一言で算数障害と言っても、算数の全ての内容が苦手な訳ではなく、特定の領域に困難を持つ場合があります。

例えば、計算に問題がないのにも関わらず「14と17どっちが大きい?」と聞くと1から数えてしまったり、反対に数字の概念は育っているのに繰り上がりの計算であべこべな事をしてしまう子どももいます。

これは、それぞれの作業で求められていることが違うからです。

 

決められたことを順番にこなすことが苦手な人もいますし、視覚的に数字を認識することが苦手な人もいます。

つまり、同じ算数障害であっても特徴は異なる場合があって、それぞれに会った支援が必要になるということです。

 

 

大人にも、隠れ算数障害

この算数障害ですが、上でも書いたように知的には問題なく普通にコミュニケーションを取れる人も多いです。

そのため学習障害という診断を受けず、大人になってから気付いて診断をされたり、自分が算数障害だと気付かず悩んでいる人も多くいるようです。

 

実際に算数障害を持つ方が書かれた本が面白かったので、是非読んでみて下さい。


算数障害のために転職したりクビになったりした過去や、こうしておけばよかったという後悔まで、当事者の視点で書かれています。

 

算数障害診断テスト

「算数障害 診断」など検索すると色々チェックシートが出てきますが、これはあくまで目安でしかありません。

学習障害や算数障害がありそうだという場合には、専門機関で相談してみることをオススメします。

 

上で紹介した書籍の著者の方も、大人になってからADHDとLDを診断されホッとした部分があったそうです。

もし大人で「算数障害なのかも…?」と悩んでいる方がいるのなら是非読んでみて欲しいです。

同じ立場で悩む人の声を聴くことが、専門機関に足を踏み出すことへの一番の後押しかもしれません。

 

 

算数障害を持つ子どもの支援・教え方

先ほども書いたように、同じ算数障害と言ってもその子、その人によって困難を抱えている理由が違ったりします。

そのため、算数障害の子どもにはこう!というような魔法のような教え方はないのが実際のところです。

 

苦手な部分を把握して、その部分を配慮しながら支援していくことで克服できるようになるかもしれません。

こちらの記事で、子どもの算数障害のパターンをまとめました。

算数障害の子どもの特徴に合わせた教え方4パターン【おすすめ教材も】

何か当てはまるところがあれば、それに応じた対処ができるかもしれません。

 

算数障害を持つ子どもの細かなつまずきポイントについて解説してある書籍を紹介します。

 

それぞれの子どもの違いを分かりやすく書いているので、具体的な支援や教え方を知りたい方にはオススメです。

 

 

個別最適化された教材が有効

自分も今ジャマイカで算数に困難を抱えている子を教えながら感じていることがあります。

それは、

「的確につまずきポイントを見つけて、それに合った適切な指導をする」

ということです。

これをしないと普通に他の子と同じように教えていても、思ったように伸びていきません。

 

ただ、それは簡単なことではありません。

子どもの弱点を見抜く指導力も必要ですし、保護者の方も忙しくそこまで念入りに観察することが難しいと思います。

 

そういった場合には、個別最適化されているE-learning教材を使うことが有効だと思います。

現在のE-learningの機能は素晴らしくて、子どもの回答から苦手部分やつまずいているポイントを探り当てることができます。

そのうえで、その子に合った指導や出題がされるようになっていて、算数障害を持つ子ども(もちろん大人でも)にはとても有効だと思います。

 

日本国内では、すららネットという会社の教材が有名です。

特に発達障害・学習障害に特化した教材作りがされているので、大きな助けになると思います。

無料で資料請求や体験ができるので、興味があればチェックしてみてもいいと思います。

 

 

算数障害に関する本

最後に、学習障害や算数障害に関する少し勇気の出る本を紹介させてください。

 

算数の概念は分かっているのに、計算ができない算数障害の男の子が成長していくお話です。

やはり、学習障害を持つ子どもたちがそれを克服していくためには、しっかりと子どもの発達をみて適切な支援を与える事ができる保護者が必要なんだろうなと思います。

 

でもそれは簡単な事では無いと思います。

専門機関の助けを得たり、E-learningなどの技術を借りたりしながら、少しずつでも成長できるように頑張っていきましょう。

 

僕もジャマイカの子どもたちが少しでも算数を克服できるよう、引き続き頑張っていきます。

 

算数障害まとめ

今回は、算数障害とはなにか、支援や教え方について書いてきました。

何か参考になることがあれば嬉しく思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

こちらから僕の活動を見て頂けます⇓

 

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