協力隊として一年過ごした僕が感じた無力感とこれからの一年

こんにちは。フルタです。

 

ジャマイカに来て一年が経ちました。早いなあ。

 

ここしばらくブログを更新していなかったのは、なんだかやる気が起きずどよーんとした感じで日々を送っていたから。

もちろん活動でやるべきことはやっているんだけど、それ以外のブログ書くとか英語の勉強するとかどうしても気持ちが付いてこなかった。

一番の理由は、活動の中でのもやもやと無力感。

 

この一年間、状況を変えるために全力でやってきたつもりだけど、結局何をやっても変わらないんじゃないかと思ってきてしまいました。

正しいことをやる

あまり悩みの詳細について書いたりすることはできないのがまた苦しいんだけど、

やっぱり僕はジャマイカのために、ジャマイカの人が本当に望んでいることをやりたい。

ジャマイカの人が望んでいないことを、正当化して、大人の事情とやらでこっちの都合で押し付けたくない。

うまくいってないことを、あたかもうまくいってるかのように見せて評価を受けようとしたくない。

 

協力隊に来たら、現地の人のために、現地の人が望んでいることだけを全力でやりたいと思っていたけれど、そんなやりやすい環境やきれいごとばかりの2年間ではないんだなと分かりました。

 

結果を残せば何か変わると思っていた

僕みたいなペーペーが発言力を持つには、結果を見せないといけないと思っていたから、そのために結構頑張ったつもりだし明確な数字も残せた。

 

それでもずっと伝えてきたことは伝わりませんでした。

いくらやっても、結局変わらないのか。

ジャマイカの先生たちに約束したことは全然果たせなかったので、申し訳ない気持ちでいっぱい。

どれだけ地道にコツコツ成果を出しても、しょせん地方のJVや地元のジャマイカの先生の生の声は上には届いていかないんだ、と強烈な無力感を感じました。

 

うまくいかないときは全部うまくいかないもので、すれ違った15人くらいの高校生に「チンチョンチャン~~~」とめっちゃバカにされたり、変なおじさんにめっちゃののしられたりと散々なことが立て続けに起こる。

気持ちの余裕があるときは軽く冗談で受け流したりできるのに、カッとなって向かっていったらそれをまた笑われる。

 

一年経ってもこういうのは地味に効きますね。笑

 

みんな悩んでる

悩みとやりきれない気持ちを抱えていましたが、先週一年ともに頑張ってきた同期と一年記念で国内旅行に行きました。

 

いろんな話をしましたが、やっぱり活動に悩みを持っている人もいる。

そしてみんな環境や状況が違ったりするから悩みの種類も違う。

俺より明らかにきつい環境で、やれることも少なくて、「逃げ」の選択が選べちゃう環境。

そこでも逃げを選ばずに、自分のできる範囲でやろうと割り切っている人もいる。

 

強いよなぁ。今の俺は全然だめだな。これからどういう気持ちで活動と向かいあっていこうかな。

 

目の前の子ども

そんな話を同僚にすると

「確かにその悔しい気持ちはわかるけど、

フルタの目の前の生徒は変わっているわけでしょ?

まずそこを大事にしないとダメじゃない?」

と言われました。

そりゃそうだ。

 

まず毎日一緒に過ごしている彼らに変化が出ているだけでもすごい。それだけでもやりがいはある。

確かに、全部は変えられて無いかもしれないけど、自分のできていることはある。

もっと小さな変化を大事にできるようにしていこう。

 

あと一年!

なんかヘコんでんのダメだなー!もっと前向きでいなきゃ。

できていないことばっか見て自分を責めるんじゃなくて、身近な人の変化を大事にしよう。

自分の気持ちの整理みたいな記事になったけど。

ガンバロ!あと一年。自分のできることコツコツと。

1 個のコメント

  • フルタさんこんにちは。
    はじめまして。ブログ大変楽しく拝見させて頂いております。
    私も現在、ジャマイカのマンデビルにてボランティアとして滞在しています。
    ジャマイカについて、そして協力隊の活動について興味がありますので、お時間ある際にご連絡いただければ幸いです。

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